パンフレット作成における綴じ方の決め方について
パンフレット作成を行う時に、最初に決めることが必要なのが綴じ方をどのような方法で行うのかと言った事になります。
綴じ方には中綴じ製本と無線綴じと言った2つの方法がパンフレットには最適と言われていますが、刷版製作を行う時に、中綴じ製本と無線綴じ製本ではページの面付が異なるため、途中で変更した場合ページレイアウトを変えなければならなくなる事も在るため注意が必要です。
中綴じと言うのは、A3サイズの用紙に印刷を行ったページを2つ折りなどにし、ページを開いた状態で4枚や8枚と言った具合にページを重ねて行き、最後のページの中央部分に針金を利用して綴じる方法になります。
無線綴じは針金を利用するのではなく、4枚や8枚の印刷が行われたページを中綴じ製本と同じくページを開いた状態で組み合わせて1つのブロックを作り、それを複数重ねた後に、表紙の背の裏となる部分とブロックになっている印刷物の背の部分に接着剤を塗布し、表紙を使って包んで綴じる方法になります。
パンフレット作成を行う時に最初に綴じ方を決める理由と言うのはページの並びが中綴じ製本と平綴じ製本とでは異なるからで、印刷物を印刷する時には大きな用紙に一度に複数のページの両面を印刷する事になるため、それぞれの綴じ方に応じた形でページを割りつける必要が有ります。
中綴じの場合は、印刷が行われたページを全て開いた形で製本を行うことになるため、表紙の上に入る一番下のページの左側は3ページ目、その裏側のページは4ページ目となりますが、3ページ目の反対側のページは印刷ページの最終ページからマイナス3となるページが入り、その表側のページは最終ページからマイナス4となるページが入る事になります。
無線綴じの場合は、ページを重ねたものを複数重ねて背の部分に接着剤を塗布する事になるため、仮に1つの用紙を重ねて綴じる場合は、表紙の裏側に面するページは3ページ目と4ページ目となりますが、その裏面は5ページ目と6ページ目になる事になるなど、ページレイアウトが綴じ方に応じて異なります。
パンフレット作成を行う時に最初に綴じ方を決める理由と言うのは、印刷が行われて製本を行う時、綴じ方が異なることでページの面付方法も変わりますので、パンフレット作成を行う時には製本方法を中綴じで行うのか、それとも無線綴じで行うのかを明確にし、その上でパンフレット作成時の割り付けを考えていくことが必要になります。